ちゃんとしてるのにしんどいのはなぜ?「ちゃんとしなきゃ」が苦しい理由

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■「ちゃんとしなきゃ」と思っているのに、どこかしんどさを感じることはありませんか


けっして完璧な人間になりたいわけじゃない。

ただ「普通」に、「ちゃんと」したいだけ。

やるべきことを、やるべき時に。
そんな「大人としての当たり前」をこなそうとしているだけなのに、
なぜかしんどい……。

もしそんな感覚があるとしたら、
あなたの「ちゃんとする」の基準が、
いつの間にか自分を追い詰めるものになっているのかもしれません。


「ちゃんと」の基準は人それぞれです。
たとえばこんなことはないでしょうか。


・たった数行の返信に「正解」を探して何度も書き直し、気づけば時間が過ぎている
・洗濯物の山を見て、ため息をつきながら『今日中にやらなきゃ』と自分に喝を入れる
・寝る前に「あの言い方で良かったかな」と一人反省会が止まらなくなる
・「不機嫌だと思われないように」と、つい笑顔を絶やさないようにしてしまう



家のことも、仕事も、人との関係も、
できるだけきちんとやりたい。


もしかしたら、そんな日常が当たり前になりすぎて、
それが社会で生きていくために不可欠なスキルだと疑わずに過ごしているかもしれません。


「もっと大変な人もいる」
「弱音を吐いちゃいけない」
「迷惑をかけてはいけない」

そうやって自分を律して、周りを思いやれるのは、
あなたがこれまで「大人の責任」をきちんと果たそうと、
懸命に生きてきた証でもあります。

けれど、その「正しさ」を優先し続けるほど、
心の中がざわざわ、モヤモヤして落ち着かなくなったり、
自分を責めてしまったりすることはありませんか。

実は、その心の張り詰めに呼応するように、
体も四六時中「気が抜けない状態」になっていることがあるのです。



頭が重い、肩がこる、腰が痛い、なんとなく体がだるい、
そんな不調が続いているとしたら、それは心からのサインかもしれません。

この記事では、休んでもスッキリしない、モヤモヤが消えない方が、
ちゃんとやろうとするほど苦しくなる理由と、
そこから抜け出すヒントについて書いています。


■「ちゃんとしなきゃ」と思ってしまう理由|無意識のルールとは

私は現在、身体アプローチの心理学を学び続けながら、ヨガと心理学の講師として活動しています。
実は以前の私もまさに冒頭に書いたような状態でした。

加えて
・食事は手作りしなきゃいけない
・家事育児は一人でこなさなければいけない
・いつも冷静な母親でいなくてはいけない


当時は、それが母として妻として当然の務めだと思っていました。
でも今振り返ると、
「そうしなければ価値がない」と思い込んでいただけだったのかもしれません。


私たちは知らないうちに、自分の中に「こうしなければいけない」という
「無意識のルール(観念)」を作りあげています。
👉 「なぜこうしたルールができるのかは、こちらの記事で詳しく書いています」(今後リンクを貼り付けます)
・弱音を吐いてはいけない
・人に頼ってはいけない
・常に「ちゃんとした自分」でいなければいけない




このルールが自分を縛り、無意識に四六時中働き続けることで、
体は気づかないうちにガチガチに緊張してしまいます。


・肩がすくみ
・呼吸が浅くなり
・心が休まらない。

この「ずっと気が抜けない状態」が慢性化すると、
自律神経のバランスが崩れ、血流が滞り、
説明のつかない体調不良を引き起こす原因となってしまうのです。

■ヨガでリラックスしても戻るのはなぜ?体が変わらない理由

ヨガをすると、
強張っていた体がほぐれ、呼吸も深くなり、
ふっと心身が軽くなる感覚がありますよね。

けれど、せっかく楽になったはずなのに、
しばらくすると「またいつものしんどさ」に戻ってしまう……。

「結局、ヨガをしてもその場限りなのかな?」と
感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、それはヨガに効果がないわけでも、
あなたの体が悪いわけでもありません。

たとえヨガで一度「緩んだ状態」にリセットできても、日常に戻った瞬間に、
心と体がいつもの「ちゃんとしなきゃ」というモードに切り替わり、
全力で(無意識に)元の形に戻ろうとしてしまうだけなのです。



もちろん、ヨガで体を動かして
「あぁ、スッキリした」と感じるだけでも、
心身には十分な価値があります。

その都度リフレッシュすることでまた明日から頑張れるなら、
それも一つの大切な向き合い方です。


ですが、ヨガの面白さは単に体をほぐすことだけではありません。

ポーズをとっている最中に、
「もっと綺麗にやらなきゃ」
「もっと深く曲げなきゃ」
そんなふうに、マットの上でも「ちゃんとしなきゃ」と
自分を追い込んでいる自分に気づくことがあります。


日常で「頑張って」、
心身ともに「疲れて」、
ヨガで「リセットする」。

👉なぜ不調は繰り返されるのか



もし、この「疲れてはリセットする」という繰り返しそのものに、
どこか限界を感じているなら。
一時的なリフレッシュではなく、
もう少し別の視点から自分を見つめてみる時期かもしれません。

■「ちゃんとしなきゃ」はいつできた?無意識のパターンの正体

では、「ちゃんとやらなきゃ」という自分の中のルールは、
一体いつ、どこでできたのでしょうか

こうでなければいけない」という強い思い。


それは、今の自分が冷静に選んだものというよりも、
これまでの長い経験の中で、
自分を守るために自然と身についてきたものです。


本当は休みたい、力を抜きたいと思っていても、
それを許さない働きがあなた自身の内側に根付いている状態です。


・頑張っている方が、役に立っている気がして安心する
・ちゃんとしていないと、居場所がなくなるようで落ち着かない
・人に頼ることに、申し訳なさや抵抗を感じる



こうした「心のクセ」は、
単なる一時的なリフレッシュだけではなかなか変わりません。

温泉に行ったり、マッサージを受けたりして一時的に楽になっても、
この「無意識のパターン」がそのままだと、
心身はすぐに元の張り詰めた状態へと引き戻されてしまうのです。


根本的に変えていくのは、決して簡単なことではありません。
でも、その「仕組み」を知ることで、扉は開き始めます。

■「ちゃんとしなきゃ」を手放すには?繰り返しを変えるヒント

ここまで、なぜ『ちゃんとしなきゃ』が体と心を縛り、
ヨガをしても戻ってしまうのかをお話ししてきました。

最後に、あなたがそのループから抜け出すための大切なポイントをまとめます。

【まとめ】
「ちゃんとしなきゃ」と感じてしまうのは、
あなたが不器用だからでも、考え方が間違っているからでもありません。
それは、あなたがこれまでの人生を懸命に生き抜く中で、
無意識のうちに身につけてきた「心の反応パターン」によるものです。



もしかすると、あなたは
「もっと強く自分を律しなきゃ」
「もっとしっかりしなきゃ」と、
意志の力で自分をコントロールしようとしてきたかもしれません。


けれど、ヨガで体が緩んでも、またすぐに力が入ってしまう……。
その繰り返しは、あなたの意志の強さとは別のところで、
心と体の「仕組み」が自動的に働いている証拠でもあるのです。


ヨガで体を整えることは、自分の中に起きているそんな変化に気づくための大切な練習になります。


けれど、ただ「気づくだけ」ですぐに人生が変わるわけではありません。
👉 趣味・ヨガ記事へリンク
一時的にリラックスするだけでは、無意識の仕組みによってまた同じ状態に引き戻されてしまうからです。

もし今の「しんどさ」を根本から変えていきたいのなら、
体を緩めることとあわせて、
自分の「心の反応の仕組み」を理解していくことが必要です。


心の張り詰めが解けていくと、それに呼応するように、
体も本来の健やかさを取り戻していきます。

ガチガチに固まっていた力が少しずつ抜けていくことで、
呼吸が深くなったり、
眠れるようになったり
繰り返していた不調も改善の兆しが見えてくるはずです。

こうした変化には時間はかかることがあります。

けれど、自分の心と丁寧に向き合っていくことで、
心にも体にも、必ず変化が生まれていきます。



「ちゃんとしなきゃ」が止まらない背景には、
無意識に身についた心のパターンが関係していることがあります。

心理学の視点から詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

mosh記事リンク
(今後リンクを貼ります)

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